東京タラレバ娘

東京タラレバ娘」がおもしろい。

 

今放送中のドラマで興味を持って、原作の漫画をkindleで1~7巻まで大人買いして一気に読んだ。ドラマより漫画のほうがリアリティがあって、余計にはまった。

一応あらすじを簡単に説明すると、東京に住むアラサー(33歳)の干物女3人が、2020年の東京オリンピックまでには幸せになりたいと焦りながらも、もう20代のときのようには恋も仕事もうまくいかず、「あのとき~~してたら」「~~してれば」とタラレバ言いながら、ずたぼろになりながら奮闘する話。

 

何、このアラサー干物女バイブル。もう共感しかないんですけど。

 

私もいま、焦りで頭の中がいっぱいになっている。

私はゲイで、2年前に別れた一回り年上の元カレのことをまさにタラレバ言いながら絶賛引きずり中。新しい恋をして元カレを吹っ切りたいけど、地方なので出会いも少ないし、モテないし、ごくたまに男とちょっとイロイロあったとしても、やっぱり元カレと比べてしまって先に進めない。

思い出を美化しすぎなのは認める。

 

「一回り年上」ってところから分かるように、基本的には年上が好き。つまり、年下を好いてくれるような年上とマッチングするしかない。

でも、私ももう27歳、もうすぐ28歳。Twitterやゲイの出会いアプリを開けば平成7年生まれだの8年生まれだのがわんさかいる。自分の市場価値がみるみるうちに下がってきてるな、と痛感せざるを得ない。ていうか、自分の年齢にしか自分の価値を見いだせてない時点でもうだめですよね、わかってる。

(元カレがまさに年下好きなゲイで、しょっちゅう「大学生かわいいかわいい」言うような人だったってのがトラウマになってるのかも)

 

先日、とある知り合いのゲイと、上に書いたようなことを話していたら「あんたももう年下にシフトしたら?」と言われた。

つまり、ジムに通い体を鍛えて短髪にして男性性を身につけて、年下から頼られるような年上側にシフトチェンジする時期に差し掛かってるのでは?ということ。

(ゲイのカップルが全て年上と年下のカップルではなく、同世代同士で付き合う人ももちろんたくさんいる。単に、私の好みが年上であるというだけ)

いやだ、そんなのいやすぎる。

私はやっぱり、きゃぴきゃぴしている年下より、年上の、渋くてかっこいい男性のほうが好きだ(石黒賢もしくは本木雅弘が理想)。
きゃぴきゃぴしていない、私よりもしっかりした年下だっているだろうが、それはそれで私の立場がなくなるし、付き合っているとふがいなさを感じそうで、たぶん無理だ。
2020年にはわたしも30歳から31歳になる。どんどん出てくる若い子たちにはどうやっても勝てない。

だから、まだ「20代」という武器があるうちに、一緒に年齢を重ねていけるパートナーを作って、その人とずっと付き合っていきたい。

そんなことを考えながら日々、焦っている。